非核三原則の聖地にブラックボックスが持ち込まれたことに対して何も言わない日本人にうんざり気味な件

私は特に政治を勉強しているわけではない、普通のそこらへんの主婦だ。

そんな私がオバマ大統領広島訪問のニュースと一連のマスコミの報道を見ていて思ったこと。

広島市民はオバマ大統領の訪問を心待ちにし、静かに歓迎しているように見えた。

そして広島の地に、原爆投下の地に、オバマ大統領と付属するブラックボックスを迎えていた。

ブラックボックスも実はついてきていました、というのは訪問が終わった後、1日ほどたったころからニュースでぽつぽつと出た情報だった。

そのことに対しての反応は、「えーと・・・そういうのはもってきていただきたくなかったなあっていう・・・」という穏やかな女子中学生とみられるコメントが添えられていた。オバマ氏に対してたどたどしい(けれど一生懸命に)尊敬語が使われていることがこれまた私は切なかった。

 

私はその光景に非常にくやしさみたいなものを覚えた。

改憲の流れには、安倍政権に対してデモも行える日本人だが、非核三原則の聖地にブラックボックスを持ち込むアメリカ政権に対してはデモは起きないということだ。

小林よしのり氏がかつて唱えた「アメリカのポチ(忠犬)である日本」とは、政治というか、もう、日本人全体がそうなっているんだなと実感した出来事であった。

そしてアメリカ政権も、今回の訪問で日本が戦後70年かけて確実にアメリカの州として機能していることを、口には出さないが実感しただろうと思う。

 

私は改憲は免れないと思う。

非核三原則、戦争の放棄をうたった憲法は、世界に誇れる素晴らしいものであったし、

いままで日本が戦争やテロから遠ざかっていられたのも、日本国憲法の抑止力があったことも大きいとおもう。

しかしそれはアメリカから与えられた憲法で、日本がアメリカの西の拠点として機能していることを確認できた今、今後もそれを維持するために、あまり日本人の意識とは関係ないところで改憲の流れになると思う。

中国と関係が悪化したときのために、アメリカが西の壁を守るために、日本はきっと改憲するだろう。

そして安倍さんはアメリカと仲良くやっていくのが日本の最善の道だと思っているんだろう。

私はそんな安倍さんを支持しているし、デモもせずにモディファイな主婦をやり続けると思う。

でも、でも、そんなアメリカの(自国の)戦略を微塵も顔に出さずにニコニコ懐石料理を食べるキャロライン・ケネディさんを見ると、。。。

ブラックボックスが広島に持ち込まれたことに対して、だれも怒ってない(ように見える)日本人を見ると、モヤモヤするのだ。

 

おまえら日本はアメリカの傀儡だって気づいてるのかと。

気づいてたらもうちょっと怒ってもいいんぢゃないの、と・・・。

 

ああ、もしかしたら、気づいているからこそのモディファイなのですね。